2002年11月25日

BMWアジアン・オープン初日のインタビュー

BMWアジアン・オープン初日,午前のスタートで早めにホールアウトした石垣選手が,ゴルフチャンネルの中継に電話インタビューで登場しました。実況は小松直行アナウンサーと,小山武明コメンテーターです。

【放送開始から約45分経過後】
小松:BMWエイジアン・オープン初日の模様をライブでお伝えしておりますが,さて,えー,台湾にいらっしゃいます,この試合に出ております,すし石垣選手。石垣選手に電話でインタビュー,つながっております。
小山:つながっちゃったんですか。
小松:つながりました。石垣さん!
すし:はい。
小松:お疲れさまでした。
すし:お疲れさまでした。
小松:どうもご無沙汰しております,小松です。
すし:ごぶさたしております。(ここで画面上に,顔写真とともに「電話の声:すし石垣プロ」というコメントが表示されました。)
小松:今日は雨の中でしたか,石垣さんのプレーは。
すし:雨の中ですね。
小松:どうでした?
すし:あの,初めの方は雨降ってなかったんですよ。
小松:ええ。
すし:雨がどしゃぶりになったら,良かったです。
小松:調子が良くなったと,いうことですね。(注:後半4連続バーディー。)
小山:石垣さーん,解説の小山です!
すし:(笑)
小山:何がおかしいんですか。
すし:石垣さんって,なんか言わないでくださいよ。(笑)
小山:なんでですか,石垣さんじゃないですか。僕はプレーヤーの方には,すべてそういう対応をさせていただいております。
すし:(笑)
小山:なんか元気がないように思われるんですが。
すし:あのー,元気ですよ。
小山:そうですか。あのーもう,とんとんとんとん質問していきます。
すし:はい。
小山:小松さん,聞いておかないといけないのは,大事なことでしたね。
小松:そうですね。まあ,まず2002年のヨーロピアン・ツアーとしては,オーダー・オブ・メリット(賞金ランキング)では201位という順位がつきました。
すし:そうですね。
小松:準メンバーとして順位がつきましたけれども,これから新しく始まったヨーロピアン・ツアーのほうですけども,今年のご予定をまず伺いたいんですけどね。
すし:僕の予定ですか?今年の予定ですか?
小松:まず,メンバーになりますか?今年は。
すし:もうエントリーしました。
小松:そうですか!
小山:僕はね,それ心配してたんですよ,石垣さん。
すし:そんなの心配しなくていいことなんじゃないですか?小山さん。
小松:金払わないのかなって,言ってましたけどね。
小山:いやー,メンバーといえばメンバーフィーでは,お金を払い戻してほしいというタイプの石垣さんですから。選手にとって利益ではなければお金を返してほしいというのが石垣さんだと思いましたからね。
すし:(笑)
小松:でもまずひとつ。
小山:良かったですね。
小松:今年もそれでは,ヨーロピアン・ツアーのメンバーの石垣さん,と呼ばせていただきます。
すし:はい。
小山:それじゃ石垣さん,あれですね。私どもで何試合かゴルフチャンネルで放映していく,日本の選手が一人欲しいということで,推薦状をやっぱりヨーロピアン・ツアーのほうに書かないといかんですね。
すし:はあ〜,推薦していただけるんですかね。
小山:辛口になりますけど,来年日本はもうありませんものね,試合が。
すし:日本はですね。もう,ありませんね,試合がね。
小山:Qスクール3次で敗退ということで。
すし:(笑)
小山:これ,いいんじゃないですか,はっきりして。アジアだけに集中できるということになりますが。
すし:まったくおっしゃるとおりです,はい。
小松:なるほど。
すし:日本はなんか,だめですね,どうも。
小松:日本はダメ?
すし:なんかわかんないんですけど。
小山:あと1試合,今年は大々的な,アジア対日本,JGTOという戦いが,沖縄で繰り広げられますけど。(注:12/19-22に開催される沖縄オープン)
すし:はい。なんかよく聞こえないです。
小山:よく聞こえないですか?
すし:なんか英語が混ざってきて。
小松:英語が混ざってますか,ごめんなさい。今日はちょっと技術的なトラブルが多くて申し訳ありません,みなさん。えー,またちょっとお知らせをご覧いただいて,引き続きちょっと,石垣さん,おつきあいください。
すし:はい。
小松:あのう,今回のコースについてもお伺いしたいと思いますので,よろしくお願いいたします。
【CM終了後】
小松:今年で2回目になります,BMWエイジアン・オープン。初日の模様をライブでお伝えしておりますが,この試合に出場されている日本のすし石垣選手。今年,といいますか,新しくスタートしました2003年のシーズン,ヨーロピアン・ツアーのメンバーとしても,もうすでに登録を済ませたという石垣選手。
小山:はい。
小松:引き続きお話を伺います。石垣さん,すみませんお待たせして。
すし:はい。
小山:すみませんね,なんか先ほどCM中には電話待っていただいてたみたいで。練習する時間もさいていただいて。
すし:いや,雨降ってるから丁度いいかなと。
小山:いやいや,雨が降ってても球を打つ石垣さんじゃないですか。
すし:あー,今から打ちに行きますよ。
小山:そうでしょ?
小松:すみません。
小山:だからもうちょっと,あと1セグメントくらいで,あと5,6分で切り上げますんで。
すし:いえ,終わりまででもいいですよ。
小松:ありがとうございます。
小山:いや,そうすると番組が進まなくなりますから。
小松:はい。
すし:嫌がる人もいるでしょうからね。
小松:いえいえ,とんでもない。もう活躍を期待してね,話を聞かせてくれというメールも沢山いただいてます。
小山:あ,そうだ。今週は,がんばれ!すし石垣のメールも募集してますから,どんどんいただかないといけないことになってます。
小松:これでまた新たな年,ヨーロピアン・ツアーの唯一の日本人として。
小山:そうですね。
小松:激励メールもいただけたらと思います。石垣さん?
すし:はい。
小松:さてあの今日,初日なんで少しコースの状況とか,選手たちの様子なんかも,実際に戦っててどんな感じかなというのを教えていただければと思うんですけど,コース全体はどうですかね。難しいとか,長いとか,短いとか,そういう意味で。
すし:去年に比べるとですね,雨が続いて降ったようで,ティーショットを打ったらバックスピンかかる状態ですね。
小松:あー,そうですか。
小山:これはそのまんまですか?プレファード・ライといいますか,リフト&クリーン・プレースというのをやっているんですか?
すし:リフト&クリーン・プレースで,盛りはOKじゃありません。
小山:盛りはダメですか?
すし:盛っちゃダメです。
小松:じゃあそのまま,すっといくという感じですね。しかしあの,賞金大きいですよね,この試合は。
すし:そうですね。だからそれも考えて,ちょっと高い登録料をやってみました。
小松:なるほど。
小山:あー,とりあえずそれは要するにパスポートみたいなもんですからね。それがなければ次進まないですからね,さくっと。
すし:登録しないで,この試合でいいところ行っちゃったら,もったいないですからね。
小松:なるほど。
小山:そのケースが,以前ありましたからね。
すし:(笑)
小松:で,実際今日のプレーは,ご自身ではどんな風に。
すし:はー,上出来ですね。
小松:そうですか。
小山:最初3オーバーまで行きましたよね。(前半3連続ボギー)
すし:軽く,ボギー・トレインに乗ってしまいまして。
小山:でも,帰りはバーディー・トレインだったんじゃないですか。(後半4連続バーディー)
すし:大雨降った中で,なんか「死んだふり作戦」というんですかね,これは。
小山:あー,いい言葉聞きました。
すし:小山さんに教わった,死んだふり作戦を使わせていただきました。
小山:でも帰ってこれて良かったですね,死んだところから。
すし:はー,良かったですね。
小松:そうですか。まあ賞金も大きくて,アジアの選手ももちろん,虎視眈々だと思うんですけども,ヨーロッパの選手たちも,なんか今年は鼻息荒い感じがしてるんですけども。ディフェンディング・チャンピオンのヤルモ・サンデリンに至っては,「去年はクリスマスのショッピングの資金を稼がせてもらって,今年は来月結婚するんで結婚資金。」,なんて言ってるんですけど,アジアの選手としてはちょっと,むっときたりなんかしませんかね,そういうのは。
すし:いやー,僕もですね,ここで稼いでちょっと小龍包でも食べようかなと。
小松:(笑)そうですか。
すし:同じじゃないですか。
小山:やはり,勝負する男たちは,やっぱり金を稼ぎに来てるってことですか。
すし:そうでしょうね,それしかないでしょう。
小山:でもヤルモは結婚資金って言ってますけど,石垣さんは小龍包でいいんですか?
すし:同じぐらい,じゃないですか。
小山:じゃあ,ハッカオ・シューマイくらいにしてください。
小松:同じぐらい大事。あのー,なんか戻るようですけど,要するにアジア・ツアーでやっててヨーロッパの選手とのジョイントっていうのは4つ,オーストラリアも入れれば5つ,5試合ということになりますけれども,そういう時っていうのは,やっぱり雰囲気は全然違っちゃうんですよね。
すし:雰囲気?ああ,いろんな言葉が飛び交ってて,訳わかんないので,ほっとけばいいかなという感じですね。
小松:はー,なるほど。別に,あーあの選手がいるとか,この人が来てるとか,そういうのは気にならないということでしょうか。
すし:顔がでかいなとかね,本物見たら。そのくらいですね,思うのは。
小山:なんか石垣さん,元気ないですね,今日ね。練習行きたいんでしょうね。
小松:そうですね。
小山:そろそろリリースしますか。
すし:(笑)冷たいなあ,なんか。
小松:まあ本当は,この試合に賭けているんじゃないかと思われるんですけど,えーとりあえず今週,そして来週も香港ということになりますよね。
すし:はい,だけど元気ですよ。
小山:元気ですか?
すし:元気百倍,あんぱんマーンですよ。
小松:そうですか。
小山:あーいいですね,いいですねえ。石垣さん,いやどんどん言っていいんですけど,僕の大好きなイメルマンが出てるんですよ。
すし:はい。
小山:あの,サウス・アフリカのトレバー・イメルマンっていうのが出てるんですけど,明日ちょっと一発,イメルマンに仕掛けといてもらえませんか。
すし:(笑)誰がイメルマンだかわかんないですもん。
小山:いや,同じ顔してます,あなたと。
すし:(笑)
小山:かなり似てると思います,イメルマンは。ね?小松さん。
すし:じゃあ,鏡を見たら言えばいいんですか?
小山:そうだと思います。
小松:似てると思います。ちょっと試合会場で声をかけてみてください。
小山:いいスイングしてるのよ,これが。
小松:ええ,まあ去年の成績申し訳ないんですけども,予選落ちということですけども,今年はぜひ3日目以降進んでいただいて,もう一度お話を伺えればと。
小山:いや,もう一度なんて言わないでください。もう4回くらい。
小松:そうですね。できるだけお話を伺って,と思っておりますので,お邪魔でなければまた声を聞かせていただきたいと思います。
すし:本当に聞いていただけるんですか?
小松:ええ,あのう是非。そのかわり取っておきのネタ,日本の,非常に視聴者の方々期待していますんで,そのあたり収集してきていただきたいと思いますが。どうもありがとうございました,石垣さん。
すし:あ,もう終わりですか?
小松:また明日以降よろしくお願いいたします。
【CM終了後】
小山:電話が切れないんですよ。石垣さんが行かないんですよ。石垣さん,この画面見てますよね?(注:黄色のレインコートを着た男の子が映っている。)
すし:はい。あの5号艇の...(注:石垣選手が大好きな競艇で,一番右端を走る5号艇は,船の色が黄色と決まっている。競艇について詳しく知りたい方は,競艇オフィシャルWEBへどうぞ。)
小山:なーんですか,その5号艇というのは!
すし:5号艇?
小山:これ,石垣さんがボール上げたんですか?彼に。(注:黄色のコートを着た男の子がゴルフボールを手に持っている。)
すし:いや...(笑)もう,そういうことで。
小松:はい。結局,今日は1アンダー。33位タイという位置で,すし石垣選手終えられましたけども,明日へ向けて,ちょっと抱負をまず語っていただいて,その後小山さんから一言あって,それで締めということで。
小山:はい。
小松:さあ明日,どういう風に戦われますか,石垣さん。
すし:明日ですか?普通に,淡々と,下を向きながら...やりましょう。
小松:そうですか。(笑)
小山:何で下を?
すし:大人しく。最近ちょっと大人しくなってきたんで。
小山:何でまた,それは変わったんですか?なんか,変わらなきゃいけなかったんですか?
すし:あんまり,なんかはしゃぐと,良いことがあんまり続かないような気がしてですね。良いことがあっても,悪いことがあっても,ちょっと,大人しめにしてるんですよ。
小山:ふーん。あ!今画面に映ってるの,イメルマンですけど。ちょっとスイング解説お願いします,石垣さんの。この選手です。似てるでしょ?あなたに似てるでしょ?
すし:見えませんね。
小山:見えてるはずですよ。今スイング来ますから,石垣さん見てますから,解説してくれると思います。(イメルマンが打ち終わった後)どうですか?
すし:ウェッジじゃ分かんないですね。
小山:分かんない...間違った人に僕は聞いたみたいです。
すし:はあ。
小山:石垣さん,じゃあまもなく電話終わりにしていただいて,日本のファンの皆様に一言,言って下さい。
すし:えー,ただいまご紹介に預かりました,すし石垣です。明日もがんばります。以上です。
小山:はい。
小松:どうもありがとうございました。すいません,長く引っ張りまして。
すし:いえ。
小松:ぜひ練習していただいて,明日予選通っていただいて,少し言うこと考えといていただいてと。
すし:言うこと考え...(笑)
小松:はい,どうもありがとうございました。またご連絡いたします。
小山:また連絡します。ありがとうございました。
すし:バイバイキーン!
【インタビュー終了後】
小松:ええ,少し長くなりましたけれども,今年,新しいシーズンもヨーロピアン・ツアーに,メンバーとしてすでに登録したという,すし石垣選手。日本人唯一のヨーロピアン・ツアーのメンバーということで,お話を伺いました。この試合でがんばって,賞金大きいですからね。
小山:これでも,メンバーシップのフィーぐらいは,ゴルフチャンネルで出したらどうですか?唯一の日本人メンバーですから。
小松:そういう思いは,視聴者の皆さんもあると思います。日本人が出てこないというのも。
小山:激励メールで,すし石垣をヨーロッパのレギュラーイベントに,推薦で何試合か出させてくれというような,署名運動をしたら,もしかしたら2試合くらい出れるかもしれませんね。メジャーと重なってる週の。
小松:ゴルフチャンネルが中継してますからね,そういう意味では。メディア推薦ということで。
小山:はい。
小松:あり得るかもしれません。まあ,日本での盛り上がりに期待したいと思います。
小山:でも,それにはやはり,石垣選手がどのくらい現場で活躍できるかだと思いますよ。
小松:はい。
小山:ですから今週の,このアジアで一発かましてもらえばね。いいんですけどね。
ということで,BMWアジアン・オープン初日の電話インタビューでした。石垣選手は無事,予選通過を果たし,3日目のプレー終了後にも電話インタビューに登場してくれました。その模様は,後ほどアップさせていただく予定です。

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