2002年2月25日

シンガポール・マスターズ(2/21-24)

【事前情報】



��月21日から,シンガポールのラグーナ・ナショナルGCにおいて,ジアンPGAツアーの第4戦,シンガポール・マスターズが行われます。この大会は,昨年のアジアン・オープン,香港オープン,そして先月行われたジョニーウォーカー・クラシックに続く,ヨーロピアン・ツアーとのジョイントイベント。参加選手も賞金総額も一級品のビッグイベントです。

石垣選手は,今回もアジアンPGAツアー賞金ランキング上位というカテゴリーで参加します。日本人選手としては,他に桧垣繁正選手と丸山大輔選手が出場します。

今回もゴルフチャンネルで4日間とも実況中継があります。先日,ゴルフチャンネルの薬師寺さんが,掲示板に詳しく案内を書いてくださいましたので,ここに引用させていただきます。

ゴルフチャンネルの薬師寺です。初めてお邪魔します。さて、シンガポール・マスターズ、マレーシア・オープンの担当が決まりましたのでご報告させていただきます。シンガポールは実況 桜田アナ、アンディー和田解説員。マレーシアは実況 薬師寺、アンディー和田解説員です。アメリカ東部時間で両トーナメント共、初日、二日目が午前2時半から2時間、3日目、最終日が午前12時半から3時間の放送予定です。(深夜勤務は歳のことも考え交代制にしました。アンディーは30代ですから、まだ大丈夫。)皆さん、激励メールをお願いします。


ということですので,石垣選手がんばれの激励メール,激励ファックスをぜひお送りください。ファックスの宛先は,03ー5410ー2645です。

【直前情報】


いよいよ明日からシンガポール・マスターズが始まります。ヨーロピアン・ツアーのサイトに初日と2日目のティー・タイムがアップされました。

初日は,12:25インスタート,2日目は7:55アウトスタートです。

ゴルフチャンネルの中継は,初日と2日目は16:30~18:30。3日目と最終日は16:00~18:00。再放送は4日間とも深夜0:30からです。

また,ヨーロピアン・ツアーのサイトには,リーダーボードがリアルタイムに表示されます。

【第1日】


シンガポール・マスターズ初日。午後からスタートした石垣選手は,4バーディ,4ボギーと出入りの激しいゴルフでした。インを4バーディ2ボギーの2アンダー34で通過した後,アウトで2つボギーを叩いて,トータルはイーブンパー。69位タイという位置につけています。

「すし石垣」の名前が週末も新聞に載るように,明日の予選2日目もバーディをねらって攻めてほしいと思います。

【第2日】


やりました!

��日目は7バーディー,3ボギーと,初日に続いて出入りの激しいゴルフでしたが,2日間トータル4アンダー。昨日の69位タイから一気に16位タイへとジャンプアップして,決勝ラウンドに進出しました。

早い組でアウトからスタートした石垣選手は,前半を3バーディー,ノーボギーの33という素晴らしいスコアで折り返しました。

インでは出だしから2ホール連続のボギーとしましたが,その後4バーディーを奪う巻き返しをみせて,35。2日目は4アンダー68という好スコアとなりました。

トップに立ったニック・オハーンとのストローク差は5ストロークですから,優勝も十分ねらえる圏内にあると言えます。

予選2日間のスコアを見てみると,11バーディー,7ボギーという内容で,7つのボギーがもったいない感じがしますが,バーディを11個も奪っている点は決勝ラウンドに向けて非常に期待がもてると思います。

さて,今日は午前のラウンドということで,ラウンド終了後にゴルフチャンネルの電話インタビューがあったようです。インタビューの詳しい内容は,後ほどアップする予定です。

【第3日】


いよいよ決勝ラウンド。金曜日はムービングデイと言われますが,まさに波乱の1日となりました。

��6位タイでスタートした石垣選手は,序盤から攻めのゴルフを展開して,アウトで2つのバーディを奪い,6アンダー。トップグループが伸び悩んだため,この時点で6位タイとなりました。

そして後半。過去2日間ともボギーを叩いている10番を手堅くパーで切り抜けた後,11番のパー5をドライバー+5番ウッドで見事に2オン。10mのイーグルパットを沈めて一気に8アンダー,最終組のニック・ファルドと並ぶ3位タイまで上昇しました。

��2番ホールからはゴルフチャンネルのライブ中継が始まり,ひさしぶりに画面で動く石垣選手を見ることができました。

��2番から15番までは惜しいバーディーパットを何度かはずしながらパーをセーブ。しかし,16番ホールでは第2打をグリーンの手前に外した後のアプローチショットがグリーンをオーバー。返しのチップショットも入らず,4オン1パットのボギーとしました。7アンダー,5位タイまで後退します。

最後は大きな池に囲まれた17番,18番と難しいホールが続きますが,グリーンを外しながらもアプローチをぴたりとピンに寄せて,難なくパーセーブ。3日目は,1イーグル,2バーディ,1ボギーで3アンダー,69をマークしました。

その後,後続の選手が17番,18番でスコアを崩したため,最終順位は4位タイ。明日は,最終組の1つ前の組で,Richard GREEN,Charlie WIとラウンドすることになりました。

ホールアウト後,昨日に続いてゴルフチャンネルの電話インタビューに登場しました。最終日は66を目標にして,トップグループで戦う緊張感を味わいたいと語っていました。詳しくはのちほどアップする予定です。

ゴルフチャンネルの生中継は,日曜日の午後2時半から。また,ヨーロピアン・ツアーのサイトにアクセスすると,ライブカメラで会場の様子を見ることができます。

【最終日】


シンガポール・マスターズ最終日。優勝の2文字だけを目標に,トップと3ストローク差の4位タイからスタートしました。

しかし,前半は1バーディー,4ボギー,1ダブルボギーという内容で,スコアを4つ落として3アンダーとします。

後半もボギーが3つありましたが,13番,15番,18番とバーディーを3つ奪って36。最終日は4オーバー76というスコアで,トータル3アンダー。18位タイという順位で四日間の競技を終了しました。

ゴルフチャンネルの中継では,序盤から順位が下がってしまい,なかなかテレビ画面にも写るチャンスがありませんでしたが,15番と18番のバーディー・パットはしっかり画面に写りました。

特に,最終18番は5m以上ある長いパットをきっちり決めて,大観衆の前で得意のすしダンスを披露して,ギャラリーを沸かせていました。

石垣選手,4日間の戦いお疲れさまでした。不本意な結果だったかもしれませんが,優勝に限りなく近い位置でのプレーを,これから何度かしていくうちに,きっと石垣選手にも大きなチャンスが巡ってくることを信じています。

2002年2月24日

シンガポール・マスターズ2日目のインタビュー

シンガポール・マスターズ2日目。4アンダー68の好スコアでフィニッシュした石垣選手が,ホールアウト後、ゴルフチャンネルに電話インタビューで登場しました。
実況は桜田明彦アナウンサーと、アンディ和田コメンテーターです。

【放送開始から30分経過】

桜田:さて先ほどからですね,実はもう今日すでにトータル4アンダーで終わっている,すし石垣選手。連絡は取れているんですが,ちょっと残念ながら機械的なトラブルがありまして,現在みなさんのお耳に,すし石垣選手の声をお聞かせすることができません。こちらの状態が直り次第,みなさんにお伝えしたいと思っていますが,その関係でアンディー和田コメンテーターがちょっと電話で直接話を聞いてくれているはずですんで,この後石垣選手の情報ををですね,入れてもらうことにしたいと思います。

桜田:さあ,アンディさん戻ってきましたけれども,ちょっと本当は,すし石垣選手の直の声をみなさんにお聞きいただきたいんで,ちょっと今,技術の方のトラブルがありますんで。えっと石垣選手,今日68でいいんですね?
アンディ:68で大丈夫です。先ほど(画面の方には)69と出ていましたけど,スコアは確かに68でサインをしたので大丈夫だということです。なんかスコアリングの女性の方がもしかしたら間違えたのかもしれない,というふうな形で話していました。今練習を終えて,のんびりしてるということです。もう1回練習に行くかもしれないと話していました。
桜田:やっぱりかなり蒸し暑そうでした?
アンディ:そうですね。
桜田:昨日もお伝えしましたけども,今年から正式に日本国内でこのあとプレーする場合も,すし石垣という登録名にしたということで。なんかでも聞きましたら,アンディさんでしょ?このすしっていう名前を勧めたのは,最初に。
アンディ:彼がプロテストを通ってきて,このシンガポールからちょっと行ったジョホール・バルーで試合があった時に,私も初めて会ったんですけども。まあその時になんか,「アンディっていうのはいいな!僕にもニックネーム下さいよ。」なんて言ったところから始まったんですけど。「どうかなー,やっぱイチバンとかだったら覚えやすくていいんじゃない?」と,イチバンっていうのが候補に一つあって,後は次に「サトシだったらスシなんか面白いね。」っていうふうなところから始まっていったんですけど。
桜田:ひょっとしたら,イチバン石垣だったかもしれないわけですね?
アンディ:そうですね。「イチバーン!」っていうのがなんかこう,昔はやりましたね。イチバンTシャツなんかありましたね。
桜田:はやりましたね確かに。あんまりね,こちらでも時々,「カミカゼ」とかっていう鉢巻売っててるのは売ってますけど,ああいうのはちょっと抵抗のある人もいますんでね。それに比べたら,イチバンとかスシのほうがまだね,なじみやすいぶんもありますよね。
アンディ;そうですね。

【放送開始から45分くらい経過】

桜田:さあ,ようやく石垣選手,電話がつながりました。おまたせしました。 
すし:もしもし。
桜田:すしさんですか?
すし:はい。
桜田:すし,と呼ばせていただいていいですか?
すし:あ,はい。
桜田:(笑)いやいや,おめでとうございます。
すし:え,何がですか?あ,誕生日ですか?
桜田:誕生日がまずひとつ。登録名「すし石垣」日本OKがふたつめ。そして今日の64。これ3つおめでたいことが続きました。
すし:64なんて出てない。
桜田:あ,68。
すし:途中まで64でしたけどね。
桜田:うーん,足したら68になってしまいましたね。今日,ちょっとプレーふりかえって下さいよ。まあ,昨日からでもいいんですけど。
すし:はい。
桜田:どうですか,ものすごい蒸し暑いって聞いてますけど。
すし:あ,え?シンガポールですか?
桜田:ええ。
すし:いや僕は心地よい暑さですけどね。
桜田:暑さ強いんでしたっけ?
すし:えっ,これ放送してんですか?今。
桜田:放送しております。
すし:みなさん,こんにちは!
桜田:遅い!(笑)
すし:元気ですか?仙台のみなさん聞いてますか?石垣です。お世話になってます。
桜田:はい,とりあえず予選通過ほぼ確定。
すし:あ,ありがとうございます。
桜田:初日ちょっと72で,まあほんのちょっとですけどヒヤっとしましたけども。
すし:いや,ずっとヒヤっとしてます。
桜田:昨日と今日,全然違いますか?
すし:ああ,あの今日は午前のスタートだったんで,午前中,最初の9ホールくらいは風が少なかったんでね。
桜田:はい。さーもうここでね,まず予選通過うれしいんですけれども,そろそろ馬力をかけていかないとですね,ヨーロピアンツアー・メンバーとして今後やっていこうということになりますと,今ちなみに石垣選手,え~去年になりますが初戦のBMWアジアン・オープンが残念ながら予選落ち,それから香港で49位にはいって,ジョニーウォーカーも残念ながら予選落ちと,まあアジアのほうは別にして,ヨーロピアンツアーの試合としては,3試合でて1つ予選通過で,いまのところ154位という順位なんですね。
すし:(笑)しょぼいっすね,俺ね。
桜田:でもまだまだ,115位に入ればいいんですから。
すし:115位ですか。
桜田:そうですよヨーロッパは。まだまだ全然大丈夫ですよ。残り試合もいっぱいありますし。ね?そう思ったら気が楽になるでしょ?
すし:(笑)いやあのね,池がなければ気が楽なんですよ。
桜田:あれ,石垣選手は池嫌いでしたっけ?
すし:池はもう大っ嫌いですよ。水面は好きなんですけどね。
桜田:ほうー。
すし:競艇場は好きなんですけど,ゴルフ場の池は大嫌いです。
桜田:そうですか。まーでもね,ピート・ダイ(TPCソーグラスなどで有名なコース設計家)がやる以上は,これしょうがないですよね。
すし:あ,ピート・ダイという人が設計されたんですか。
桜田:そうなんですよ。
すし:とんでもないゴルフ場を作りましたね,じゃあ。
桜田:そういうことですね。
すし:みなさん,だけどスコア良いんじゃないですかね。
桜田:まあ,伸びてる人は伸びてますけど,でも68はねえ,いいですよね?アンディさん。
アンディ:そうですね。石垣さん,お疲れさまです。
すし:もう疲れました,ほんとにもう。
アンディ:ジョニーウォーカーのあと,いろいろトレーニングを増やして,ミャンマーのほうでも,まあなかなか上位のほうに入ってきたという話を聞いておりますけど。
すし:全然上位じゃないですよ,はい。こんなもんじゃないすよ俺は。(笑)
アンディ:そのあと,調子のほうはいかがでしょうか?
すし:調子ですか?ちょっとお酒飲んじゃったんで,調子に乗ってます今。
桜田:あー,それはいけません。
すし:いけません,はい。
桜田:ところで,話はぐっと戻りますけど,まず誕生日を迎えたということも一つありますし,それから二つめ,さっき言いましたけれども,JGTOのみなさんをずいぶん悩ませたあげく,何回も会議を開いてもらって,結局,すし石垣という登録名で日本でプレーができる。なんかずいぶん大手の新聞にもそのことが記事になって載ったらしいですね。
すし:本当ですか?見てないですよ僕。
桜田:本当?いやでも反響ずいぶんあったって聞いてますよ。
すし:ホントですか,こんな僕ごときで反響があるなんて,日本は平和ですね。
桜田:でもほんとに何も聞いてません?
すし:聞いてないですよ。
桜田:ああそうですか,それは残念ですね。
すし:多分,日本にちょこっと二日くらいしか帰ってないからですかね
桜田:そうでしょう。
すし:しばらくずっと転々としてるんで。
桜田:全国紙のスポーツ欄に載ったらしいですよ。
すし:ほんとですか?
桜田:本当らしいです。私もね,その記事を取り寄せようとしてこのところ苦労してるんですけれども,なかなかまだこっちに送ってもらってないんで。
すし:そんなビックリすることなんですかね?
桜田:うーん,でもそれだけ話題を提供したってことは,しっかり覚えておきましょうよ。
すし:話題だけじゃね,結果を出さないとね。
桜田:そういうことです!
すし:はい,分かってますよ。
桜田:今日は小山さんいないんで,代わりに小山さんの口調になってしまってますけどね。
すし:(笑)
桜田:で,そこであらためて今日の68,いいじゃないですか。
すし:まー,終わってみると良い位置ですけど,ミスも沢山してるんで。沢山じゃないですけど,ちょっとだけしてるんで。
桜田:ちょっとホールバイホールいってみましょうよ。
すし:1番ホールはパーですね。2番がバーディーで,セカンドをチョロしたけどバーディーとりまいた。
桜田:はい。564ヤードのパー5ですね。
すし:それからずっとパーで,7番パー5でバーディーとって,池がぐるっと囲んであるパー3でバーディーとって...
桜田:コマーシャルいきます!
すし:はい,どうも!

【コマーシャル終了後】

桜田:石垣聡志こと,もう今年から完全に登録名「すし石垣」になりましたけども,すし石垣選手に電話が繋がっています。すしさん!
すし:はい。
桜田:おまたせしました。
すし:はいはい。
桜田:さっき,ホールバイホール途中になりましたけど,そのあとバックナインは?
すし:10番ボギー,11番ボギー,えっと13番バーディー,14番ボギー,15番バーディー,16番バーディー,17番ボギー,18番バーディー。
桜田:18番っていうのはどうなんですか,それほど難しくは感じないですか?
すし:18番ですか?あの池がなければ問題ないんですけど,池が左にあって右から風が吹いてるんで,かといって右の山に打ち込むとあのお花畑に入っちゃうんで,僕は嫌いですね。池があれば全部嫌いです。
桜田:まあでも今日はバーディーとりましたね,見事に。
すし:いやもう,ひさびさにギャラリーのいるところでバーディーとったんで,ちょっとダンスをしときました。
桜田:ああ,楽しみですね。
すし:ただ,一緒に回ってるヨーロッパの選手が。
アンディ:デビット・パークですか?
すし:はい,ここでは言えない言葉を発してました。
アンディ:(笑)
桜田:急に?
すし:ユー!なんとかジャップ!って言ってました。
桜田:うわー,それはちょっと激しいですね。
すし:いやいや,ニコニコしてね。僕も,センキュー・ベリマッチって言っときました。
桜田:(笑)もうでも,石垣さんなんかにとっては,結構そうやって,どこの国に行って他のツアーの選手と回っても,別にこうプレッシャーかけられることもないですね。
すし:プレッシャーってあるんですかね?そういう人との。あんまりないですね。
桜田:あんまりないですね。それがいいところですよね。
すし:もう自分自身がプレッシャーですよ。もうほんとに,池がプレッシャー。イケないなあ。
桜田:でも今日もじゃあ,攻撃してプレーができたっていうことでしょうね。
すし:いや違うんですよ,逃げまくってうまくいっちゃったっていう。
桜田:たまたま?
すし:たまたまですよ。たまたまでもないですけどね。アイアンだけはちょっと調子がいいんで。
桜田:なんか先週そのアイアンのシャフトのことで日本に戻らざると得なかったと聞きましたけど,どういう状況だったんですか。
すし:FSPというカーボンシャフトを使ってたんですが,アイアンに全部。僕の得意な9番アイアンが折れてしまい,フェアウエイから打ったにもかかわらず。
桜田:それ,プレーしててということですか?
すし:ええプレーして,たぶん飛行機とかの...
桜田:金属疲労ならぬカーボン疲労になってた訳ですか?
すし:カーボンというか,うーん,なんかどっかでぶつけたんですかね。大事に使ってたんですけど。それでまあバランスとかの関係で,ちょっと軽量のスチールシャフトを入れたんですけども,それがまったくミャンマーで合わなかったんで。先週のインド(ホンダ・マスターズ)をキャンセルして,日本に帰ってクラブの全部シャフトを替えたんですよ。
桜田:ああ。
すし:今もう,そのおかげで大分いいんですけど。
桜田:そうですか。やっぱりそういうことがあるとなんとなくちょっとこう,気合いを入れ直さないと,っていうのはありますか?
すし:いやもう,気合いをいれるのはもちろんですけども,行ったり来たりしてしまったんで,金がもうまったくないんでね。今週しっかりやっとかないと。
桜田:はい。今週,優勝賞金いくらか知ってますか?
すし:えーと,1万5千ドル?
桜田:10倍,10倍!
すし:15万ドルですね。
桜田:15万ドルがだいたいの金額なんですけどね。そうすると大体日本円にしておよそ2千万くらいになります。
すし:ほっほー!もう狙ってやってるつもりなんですけど,ちょっとまだ出遅れてますね。
桜田:そうですね。アンディさん何かありますか?
アンディ:いまあの画面では,桧垣選手が15番ボギーとしてしまったんですけども,まあ今日は後半上がり4つのホールのうち3つをバーディーということになりましたけど,やはりキーになるのは17番でしょうか?
すし:17番はもう地獄のホールですね。
アンディ:持つクラブはどれくらいですか?
すし:僕は今日は4番アイアンで,ピンまで198ヤードですね。風がもうアゲンスト・イントゥ・ザ・ウインド。
アンディ:グリーンはやはり小さく感じますか?
すし:小さいもなにも,小さすぎですよあれはもう。
桜田&アンディ:(笑)
すし:あんな右の池が黄色の杭だし,もうとんでもないですね。左に外しても簡単にダボがくるはずですけど,どうでしょう,皆さん。
アンディ:昨日も平均ストロークは3.38と,やはり他の選手も池が好きだという選手はいないと思いますから,池に目線が行くのか,池をバンカーだと思って気にしないで行くのか。
すし:(笑)池をバンカーだと思って?
アンディ:それじゃないとアメリカのツアーはやってけませんからね,石垣さん。
すし:あー,ちょっとまだ無理ですね。けど,(17番の)ティーがひとつ前だったんですよ,昨日も今日も。これ明日,後ろの(ホールインワン賞の)車があるところのティーで打ったらもう最悪ですね。どうにもなんないですね,狭すぎて。
桜田:そうですか。さあ明日の目標スコアをまた聞く時間になってきましたけれども。
すし:はい,とりあえずはもうトータル10点(10アンダー)まで行って,ちょっといいところで回りたいですね,最終日は。
桜田:ということは,6つくらいはへこましたいぞと。
すし:そのくらいはいけるはずです。あー,言っちゃった!また。
桜田:明日もじゃあ,もうどんどん攻めますね?
すし:攻めなくても,多分それくらいいけそうなんで。
桜田:てことは調子はもういいっていうことですね?ショットの調子なんかはね。
すし:いいですね。パターだけちょっとなんか今週良くないんですけど。パッティング?パターはいいクラブなんですけど,はい。
アンディ:(笑)
桜田:自分のフィーリングがいまひとつ?
すし:ちょっと,うーん,なんかダメですね。
桜田:そうですか。ちょっとここでまたコマーシャルいきますんで。
すし:はい。
桜田:お待ち下さい。

【コマーシャル終了後】

桜田:さて,音声のほうは引き続き,すし石垣選手に話を聞きますが,すしさん?
すし:もぴもぴ?
桜田:また~。
すし:はい。
桜田:ほんとにもう缶ビール一杯しか飲んでないとは思えないようなノリの良さですけども。
すし:もう缶ビール一本でもう僕はダメなんですよ。

【ここで桧垣選手が16番ホールで右の池に打ち込むシーンが画面に写る】

桜田:大変なことになってますんで,石垣さんはそういうふうにならないように。
すし:うわーやだ!
桜田:考えすぎないでね。でいよいよ明日の予想も聞きましたし,で今後なんですけど,当然来週のマレーシアも出場予定ですね,マレーシア・オープン。
すし:はい。
桜田:そのあとはどうなるんでしょうか?
すし:そのあとはですね。
桜田:ドバイ,カタールと行きますか?
すし:あの,(ヨーロピアン・ツアーには)出れるもんであれば出たいんで,さっきアンディさんがですね,あの「出たいっていえば出れるよ」って言われたんで,とりあえず明日聞いてみます。
桜田:本当?じゃあなんか裏技もってそうですけど。
すし:いやなんか,ちょっと僕はよく分かんないですけど,アンディがですね。
アンディ:(笑)
すし:ていうかあの,よそよそしいですね,アンディ和田さんは。
アンディ:いえいえ,このあとアジアンPGAツアーのほうは,フィリピン,そしてインドと続くわけですけど。
すし:フィリピンとインドにはエントリーしてますけど,ヨーロピアン・ツアーのほう出れれば,もちろんそっちのほうに行きたいと思うんで。
桜田:出れたら,また中継ありますからね。
すし:じゃ,また僕しゃべっちゃう訳ですか?
桜田:そうです。それよりもね,いつまでもこうやって電話でつないでしゃべってるだけじゃなくて,特に3日目,4日目は画面に写るようにしましょう今後は。お願いしますよ?
すし:分かりました。
桜田:お願いしますよ。ですから今週だってまだ十分可能性があるんです。

【桧垣選手がボールを探す場面が写る】

桜田:すいませんね,画面のほう追ってしまってますんで。そうですか,ということはできればヨーロッパ今年いっぱいかけて,シード取るぐらいの状態まで持っていければ。
すし:あんまり僕,試合数出れないと思うんで,チャンスがあればガッツリと。
桜田:そうですね。まあでもヨーロッパもトップ10に入れば,次のオープンの競技には出られるというルールが確かありますよね。ですからそういう,ちょっと綱渡り的にはなりますけど。
すし:アンディ和田さんによく聞いてみます。
桜田:ね,また連絡を取って。それよりも何よりも今週,来週とぜひ本来の力を発揮して,頑張ってくださいね。
すし:分かりました。
桜田:楽しみに待ってますんで。もちろんこうやって電話で話を聞かせてもらうのも有り難いですけれども,本当にできれば明日,明後日,ちょっと爆発をして。
すし:そうですね。
桜田:極力,最終組ないしは最終組の1つ前くらいで回ってもらえると,まあ電話で話は聞けなくなるけれども,ゆっくりテレビで見れるっていうことになりますから。
すし:そうですね。そのほうがいいですね。
桜田:期待してますよ。
すし:はい。
桜田:それじゃあ,日本の応援団のみなさんに最後に一言お願いします。
すし:はい。あのーいつもいろいろメールとか送っていただきまして,大変はげみになっております。みなさんの期待に応えられますように,頑張りますので,また応援してくださいね?寒いでしょうけど。
桜田:あの,すしのヘッドカバーの話は,その後どうなってますか?
すし:いやまったく何も。それタケ小山さんが,多分忘れちゃってると思いますけどね。
桜田:穴子のヘッドカバーとか,コハダのヘッドカバーとかって話がありましたもんね。
すし:多分,もう忘れてますね。
桜田:そうですか。じゃそれもそのうち盛り返して,そういう奇抜なアイデア募集中だということで,よろしくお願いします。
すし:はい。
桜田:じゃ,本当に明日,明後日頑張ってくださいね。
すし:はい,頑張りますー。
桜田:どうもお疲れさまでした。
すし:ありがとうございました。

【インタビュー終了後】

桜田:なんですかアンディさん,その裏技というのは?
アンディ:今,ヨーロピアン・ツアーのほうと連絡をとっています。どのような状況で,どういうふうにしたら,彼の準メンバーの位置で出ることができるかというのを。彼の場合,やはりJGTOにも属してますし,アジアPGAツアーの去年のシード選手ということで,友利勝良選手がいなくなった後,やはりヨーロッパとしても日本人の選手に参加してもらいたいというのがありますからね。
桜田:インターナショナルにね。
アンディ:ですから,ツアーのほうと話をしてみて,ぜひチャンスがめぐってくるように。
桜田:融通のきく枠があれば,そこを使ってという可能性も,無きにしもあらずということですね。
アンディ:そうですね,はい。
桜田:それは楽しみになりますね。
というわけで,シンガオール・マスターズ2日目ホールアウト後のインタビューでした。

桜田アナから,「画面にも写ってください」と言われた石垣選手でしたが,3日目3アンダーという追い上げをみせて,12番ホール以降はばっちり画面に写りました。

そして最終日,惜しくも最終組は外しましたが,その1組前で回ることになりました。まもなく,最終日の生中継が始まりますので,目を皿のようにして注目したいと思います。

2002年2月20日

登録名「すし石垣」OK!


今季,国内ツアーに参戦する石垣選手は,登録名を「すし石垣」で申請していましたが,ようやくJGTOから承認がおり,今シーズンの国内ツアーでは「すし石垣」でエントリーすることが正式に認められました。

この件について石垣選手は,1月のジョニーウォーカー・クラシックに出場した際に,ゴルフチャンネルの電話インタビューの中で,次のように話していました。(石垣:石垣選手,小山:ゴルフチャンネル小山武明コメンテーター,桜田:ゴルフチャンネル桜田アナウンサー,敬称略。)
石垣:今年の日本の試合,すし石垣でエントリーしたんですよ。
小山:だめだって言われた?
石垣:そしたらですね,なんか名前に関して会議を何回も開いて,「なんで,すし石垣という名前を使うんだ?」みたいな風に,なんか半分怒られるような感じで。
小山:そんなこと言ってんですか日本は!でも大丈夫?OKになったの?
石垣:いや,わかんないです。
小山:それはダメだなあ。すし石垣じゃないと困るなあ。
石垣:なんかもう,4回くらい会議したみたいですよ。
小山:4回じゃ足りないんだね,10回くらいしないと。
石垣:足りないんですね。やっぱり世界のすしですからね。
小山:世界のすしだからね。(笑)
桜田:何が問題なんでしょうね。
石垣:何でしょうね。


というわけで,この段階ではJGTOから正式に認められていなかったのですが,今日付けの新聞各紙で,JGTOが正式に「すし石垣」のツアー登録名を了承した旨が報じられました。

インターネットに掲載されたニュースは,次の2つを検索で見つけました。

サンケイ・スポーツのニュース

http://www.sanspo.com/golf/top/go0202/020219_3.html

イサイズ・スポーツのニュース

http://www.isize.com/sports/golf/news/news_20020219004.html

イサイズ・スポーツのニュースにある通り,「すし石垣」の名前がどれだけ浸透するかは,今季の活躍次第ということになるでしょう。まずは,今週のシンガポール・マスターズですね。

2002年2月16日

スーパーおすすめサイトに選ばれました

石垣聡志応援団@webが,All About Japan(オールアバウトジャパン)の,「スーパーおすすめサイト2002」というイベントで,620個の受賞サイトの1つとして選ばれました。

「All About Japanスーパーおすすめサイト2002」は、分野ごとの専門ガイドがナビゲートする総合情報サイト『All About Japan』において、ガイドを務める260名の専門家が、「そのテーマに対して興味を持って訪れた人に、"このサイトだけはぜひ見て欲しい"とガイドとして自信を持っておすすめできるサイト」を選出するイベント,だそうです。

当サイトはこれまでも,All About Japanのゴルファー応援私設サイトというカテゴリーで紹介していただいていました。ゴルフ・カテゴリーのガイドは人見和彦さんという方です。その人見さんが,1000サイトを越えるゴルフ関連サイトの中から,私のスーパーおすすめサイトとして選んだ2つのサイトのうちの1つが,石垣聡志応援団@webだった,ということのようです。

大変光栄なことなので,早速用意していただいた受賞サイト・バナーを,トップページに貼らせていただきました。

2002年2月11日

ミャンマー・オープン(2/7-10)

【事前情報】



��月7日から,ミャンマーのヤンゴンGCにおいて,2002年度アジアンPGAツアーの第2戦,ミャンマー・オープンが行われます。

第1戦のジョニーウォーカー・クラシックは,ヨーロピアン・ツアー,オーストラレージアン・ツアーとのジョイントでしたが,このミャンマー・オープン,そして次週のインド・オープンは,アジアンPGAツアーの単独開催となります。

ミャンマー・オープンといえば,昨年,石垣選手が最終日に最終組で回って優勝争いに加わったトーナメントです。会場も昨年と同じヤンゴンGCですので,きっと今年も活躍を見せてくれることと期待しています。

ミャンマー・オープンの試合結果は,アジアンPGAツアーの公式サイトに掲載されますが,ジョニーウォーカー・クラシックのようにリアルタイムなリーダーボードが掲載される訳ではありませんので,試合の結果は,その日の夜(日本時間で8時か9時くらい)にならないと分かりません。

情報がわかり次第アップしますので,お楽しみに。

【第1日】


ミャンマー・オープンの初日。

石垣選手は1アンダー71でラウンドし,18位タイという好スタートを切りました。

初日のトップは7アンダー,また現時点での予選通過ラインは1オーバーとなっていますから,明日の2日目もぜひアンダーパーでラウンドしてもらいたいところです。

【第2日】


お見事!2日続けて1アンダー71を出しました。

トータル2アンダーは11位タイ。今シーズン初の決勝ラウンド進出です。

トップは地元ミャンマーの28歳の青年,Aung Win。(石垣選手ももうすぐ28ですね)
��オーバーまでの68名の選手が決勝に進出しました。

石垣選手には,ジョニーウォーカー・クラシックでのつらい経験が報われるよう,昨年同様に最後まで優勝争いに加わって,スリリングな決勝ラウンドにしてほしいと思います。

ゴー!ゴー!すし!

【第3日】


��日目はパープレイでした。昨日までと変わらずトータル2アンダーは,20位タイ。

トップとは8ストローク離れています。

最終日は爆発ゴルフで,最終組がリーダーボードを見た時に,"SUSHI WHO?"なーんて感じで注目されたら最高でしょうね。

Go for break! SUSHI!

【第4日】


最終日もパープレイでした。4日間トータル2アンダーは,21位タイ。

賞金2,250US$を獲得しました。

来週は,2月14日からインドで行われるホンダ・マスターズに出場する予定です。