2000年2月12日

イシガキおおいに語る

��月10日,オーストラリアン・ツアーのエリクソン・マスターズ初日を放映中のゴルフチャンネル。その放送席に,石垣選手乱入。
小山・浦東両師匠とともに,石垣流ゴルフ哲学,今季シーズンにかける決意など,おおいに語ってくれました。以下の文章はビデオから起こしたものです。

実況:薬師寺アナ 小林コメンテイター
解説:小山プロ 石垣プロ

薬師寺:風の強い日のプレーは?
石垣:風を友達にする。なるべく風にさからわない。
大きなクラブで,気持ちコンパクトに低めに振っていくというのが,風の影響が少ない球が打てる
薬師寺:風の強い日は強いですか?
石垣:ぼくはもう強いっすよ。なんでも,はい。
小山:ロバート・アレンビーのフォームはどうですか
石垣:あんまり好きじゃないですね。僕はフックボールが持ち球なんで,イメージが出ない。
薬師寺:風の日のパッティングはどうですか
石垣:難しいですね一番。
アドレスでからだが動かないように普段よりスタンス広めにします。
あとはもう自分が納得するまでは打たないとか,それくらい我慢強くプレーするのが一番だと思います。
薬師寺:スキンヘッドにされたそうで。
頭さわっていいと小山プロも冗談でおっしゃってましたけども。
石垣:いやいやもうほんとどうぞ。
薬師寺:さわるだけじゃなくて,いいショットのときには声をかけてもらって。
石垣:どんどんかけてください。
薬師寺:バーディ取った時にはボールもさしあげて。
石垣:バーディとったらボール,はいあげますよボール。
もらっていただけるんでしたら,もうもらってください。
薬師寺:前のシーズンの時は,要らないっていうのに無理やりサインをして渡してた,ということも聞きましたが?
石垣:はい...
薬師寺:でもそういう心構え大事ですよね。ファンあってプレーが成り立っている,というコンセプトを忘れないプレイヤーでずっといてほしいと思います。
薬師寺:プロゴルファーもからだが資本。
石垣:なにがあるかわかんないですからね,普通に生活してても。師匠の小山プロには,どこで何をしてようともプロゴルファーというのはゴルフするために,なにをするにも気をつけて。料理するにも指を切らないよう,ジュース飲むときも爪を割らないようにとか,いろんなこと教わりまして。気をつけたいと思います。
薬師寺:個人事業主ですもんねプロゴルファーって。
石垣:はい,ぼくも社長です。
薬師寺:相撲もされてたそうで,体には自信がある?
石垣:体はもう自信ありますよ。頑丈です。故障知らずです。
薬師寺:競輪選手にもなりたかったとか?
石垣:もし僕がもうひとりいたら,競輪選手になりたいですね。もうこぎますよペダルを。
薬師寺:アゲンストのほうが圧倒的にうち打ちやすい?
石垣:球は曲がるんですけど,止めたいなという状況では球は止めやすい。さきほど風を友達にしようと言ったのは,たとえばバンカーショットでもランを計算して手前から攻めるとか,アゲンストだったらランがあまり出ないでピンまでつっこんでしまうとか。そういったことが「友達」なんですね。
��練習ラウンドの必要性について)
石垣:プロゴルファーですとヤーデージブックはみなさんもってますから,距離を打つというのはできるんですが。風の吹き方なんていうのは本当にそのコースで練習して,何度もプレイしないとなかなかつかみきれないものがあって。そのへんですね。
小林:野球やってたそうですが?
石垣:僕はセンターなんです。中学校までキャッチャーで。
小林:ゴルファー転向のきっかけは?
石垣:近くに練習場ができて。
そこで球拾いのバイトをしてですね,打たせてもらった。
小林:青木選手はバイト中におじさんが打っているのを見てて,へたくそだなと思って。打ってみろと言われて打ったら空振りしたのが悔しくて始めたとか。
石垣:僕もまったく一緒ですね。
小林:タイガーウッズについて
石垣:100億も1年で稼いだら,もうなにもしなくていいですよね。
薬師寺:ゴルフを続ける原動力にお金っていうのはありますか?
石垣:おおいにあります。プロというのはやっぱり賞金がバロメーターですね。ということは僕は全然だめってことです今。
薬師寺:そんなことないでしょ?
石垣:だから今年おわってみたら,あらビックリ!?
 
放送終了後,さっそくゴルフチャンネルにファックスを送りましたところ,翌日の実況の合間に,私のファックスを読んでくださいました。
石垣選手乱入おめでとうございます。小山・浦東両師匠にはさまれて
緊張した語り口の石垣選手,マジメな青年って感じで好印象でした。

薬師寺:声だけだと,こういうふうに伝わるんですね
浦東:やはり彼の場合はビジュアル的な問題が非常に大きな問題ですから。ぜひ試合会場にみなさんきていただいて,石垣くんのビジュアルをみていただきたい。
 
ファックスの最後にホームページのURLを書いておいたところ,小山プロが応援団ホームページの紹介をしてくださいました。

小山:言葉でいってもダメ(分かりにくい)ですから,検索で出してください。
日本語版のサーチエンジンに,石垣聡志と打っていただければ,必ず石垣聡志応援団ホームページが出てきます。
 
小山プロ,いつもありがとうございます。
最後に浦東師匠から,ミニツアーに参戦する石垣選手へ激励のメッセージ。

浦東:世界最高峰のツアーに照準を自分であわせて,その中のプロセスとして日本のツアーをまず制覇したいという意欲の現れだと思います。
必ず早い時期に日本で1勝して,アメリカへの挑戦を再度トライしてもらいたい。がんばってください。

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